毎月医学書以外の読書を1冊しています。
正直に言えば、そんなことを今まで考えたことはなかったですが、
人として成長して、社会、経済、流通、娯楽、などなどの中で生きていくには
基礎体力としての教養常識は必要だと、33歳になってから気付きました。
ハッキリ言って遅いですが、気づいただけマシとも思っています。
前置きはさておき
4月に読んだ本は「13歳からの地政学」です。
地政学とは、
地理的関係、条件をもとにして、国際関係や政治を考える学問(らしい)です。
高校生で習う、世界史、政治経済、地理を混ぜたようなもんでしょうか。
理系の高校生は、興味を示しにくく、また1科目だけを国公立入試用に勉強しただけでもあったりします。
つまりは、全然分かってないです笑
13歳からの、、、というタイトル通りかなり初歩的な話なのでしょうが
正直よく知らなかったことだらけでした。
内容やストーリー展開としては、中高生に語り聞かせるようなスタイルで非常に読みやすいと思いました。
なぜアメリカが富み
なぜ中国が分裂の危機にもあり
なぜアフリカが貧困 で、と
おそらく一般常識なのでしょうが、よく分かってなかったことをちゃんと解説してもらえた気分です。
それでいて、ゴリゴリの私立理系出身で、自分の専門分野に特化して生きてきた方には、このレベルでも十分勉強になると思います。
13歳と聞くと馬鹿にされているような気持ちになる、中高生にも大学生にも一般常識の一つとして読んでもらえたらと思います。
読み方で失敗したな、と思う点もあります。
自分は出張の飛行機の中で読んでいたのですが、
是非、手元に地球儀を置きながら読んでもらいたいです。
地理的な要素を考えるのに球体の地球儀は必須だな、と改めて思いました。
ここ半年(6冊)の中では1番のオススメだと思います。
気になった方は是非お手に取ってみてください。