企業の業績確認にも、社会勉強のためにも、
株主通信を読んで気になる所をメモしています。
そんなメモを備忘録として共有してみます。
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今回は、ネツレンです。
【決算ハイライト】
本当はちゃんと全部目を通すのが良いのですが、保有銘柄が100銘柄を超えておりますので、省略して目を通しています。
それでも絶対に確認するのは、売上高です。
当たり前ですが、売上高が上昇傾向にない企業は不安です。
コロナなどの〇〇ショック、で一時的に落ち込むのは仕方ないですが
世の中の回復基調に反して売上高が伸びない企業は残念ですがそのままにはして置けません。
損切りしてでも、残りの回収できた資金を別に回させてもらいます。
例外はめちゃくちゃ有用な優待を維持してくれている場合のみです。
ネツレンは売上高はしっかり右肩上がりを維持しています。
経常利益率は少し微妙に感じもしますが、製造業としては原材料高は逆風でありそれは仕方がないです。
その中で売上高が上がっているならば、いずれはいい状態に持っていけるとは推測できます。
【セグメント別業績】
ここも結構好きで見ているポイントです。
ポイントとして
・複数セグメントを保有しているか
これは業績の安定に絶対大事です。
僕ら投資家で言うところの「分散」です。
また、主要な業種でないところでどのような業務をしているのか、社会貢献を考えているのか、こう言うポイントが知れるのも勉強になります。
・主要セグメントの業績
とはいえ、1番の主要セグメントがちゃんと収益をあげているかは大事です。
ネツレンは製品事業部関連事業がこれに相当し、これがしっかり収益を上げているので安心して保有しています。
【今後の成長戦略】
2つあるようです。
EV化における高強度バネ製造への注力を行っており、この分野のグローバル展開が成長戦略ポイントのようです。自転車とかにも採用してもらえると車体の段差衝撃への吸収にいいのになぁ、と別の気持ちが沸いてもいます。
タワーマンションなどの高層建物の耐震増強への採用拡大。
これも大事ですし、こう言うところに事業展開をしていたのが意外でもありました。
一方で、今後の金利上昇が不動産業界の不調に繋がると、煽りを受けそうな印象もあります。
【株主還元】
株主還元はもちろん確認します。
投資する以上は我々に還元してくれないと、流石に困ります。
配当金の還元方針の変更がありました。
結果として、一気に増配に傾いています。
株価:957円(2023年7月14日)
権利月:9月、3月
配当金:48円(利回り 5.01%)
優待:100株以上でQUOカード1000円分(利回り 1.04%)
総利回りが6.06%となっています。
これは良いです、本当に。
【まとめ】
・売上高増加傾向
・主力の製品事業部関連事業が堅調
・投資単価は10万円以下ではあるが、配当利回り5%、総利回り6%と高利回り
・レポート全体の印象として、分量がちょうど良く非常に読みやすいと思いました。
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■知らない用語
・今回は特別に取り上げるほどのものはなかったです