医師として薬を使う際に、飲めるか飲めないか、それは大きな問題になります。
どんなに有効な薬剤も体に入らなければ意味がありません。
しかし、脳梗塞後嚥下機能低下、認知症による疎通困難、終末期癌患者さんの衰弱による内服困難、など、薬が飲めない状況は少なくないです。
そういう時は点滴で、、、。
と言いたいですが、自宅では制限もあります。
そこで役立つのが、経皮吸収型薬剤です。
いわゆる、貼り薬、です。
そんな貼り薬、経皮吸収型薬剤の創薬ベンチャーのメドレックスが今日のテーマです。
創薬ベンチャーであり、開発など含め赤字計上です。しかし、期待感から徐々に株価上振れ傾向です。
経皮吸収型薬剤は、
鎮痛薬、気管支拡張薬、認知症薬、抗不整脈薬などがあります。これら薬剤の吸収様式の開発を進めているようです。
経皮吸収薬は同じ濃度で持続的に効かせるのに便利な剤型ですので、個人的にら血液サラサラ薬(抗凝固薬)で開発されたら便利だな、と思ってしまいます。
貼付型ワクチンなども開発を進めているとか。